コンチョ付きキーリング
ファッションアイテムとして幅広く人気のあるコンチョ付きのキーリングを作りました。
タンニンレザーを使用しているので、コンチョと合わせて経年変化を楽しめます。

コンチョは、ネイティブアメリカンが、貴重な財産である銀貨を、ベルトなどの装飾として身につけて安全に持ち運べるようにしたという、とても実用的な知恵から生まれたものです。
そして、時代を経て、革製品と合わせて用いることで重要なファッションアイコンとして根付きました。
今でもアメリカで廃貨となったオールドコインをそのまま加工してコンチョにすることがあります。ただ、本物のビンテージコインは希少性が高く高価で、加工してしまうとコインとしての価値が下がってしまいます。
そこで、コンチョ用にレプリカコインを使用するということが多くなっています。
さらにデザインの幅が広がり、コイン以外にネイティブアメリカンの伝統的な意匠をデザインしたものも多数存在するなど、ファッションアイテムとしての地位を着実に得ています。
1.人物右向き(1937 FIVE CENTS)

アメリカで1913年に最初に発行された5セント硬貨の表側で、アメリカインディアンの横顔のデザインです。
硬貨・紙幣のデザインを美化することに情熱を注いだとされるセオドア・ルーズベルト大統領時代に発行された硬貨の一つです。
コインのデザインとしては彫りが深く力強い、立体感のある造形が魅力的で、革製品でもよく用いられる定番のコインコンチョです。
この右向きの人物は、実際のネイティブアメリカン数名をモデルにデザインされたそうです。古き良きアメリカを想起させる郷愁を感じさせてくれます。
2.バッファロー(1937 FIVE CENTS)

同じ5セント硬貨の裏側のデザインです。いわゆるバッファローの意匠です。これは当時ニューヨークの動物園で実在していたアメリカバイソンをモデルにしたそうです。
それ以前にあるヨーロッパコインの模倣ではなく、真にアメリカらしい意匠ですね。
3.人物左向き(1911 FIVE DOLLARS)

1911年発行のアメリカ5ドル硬貨 “Indean Head”です。表側が人物の横顔、裏側がイーグルのデザインで、オリジナルは純度約90%の本物の金貨です。
現在もビンテージコインとしてコレクターアイテムとなっています。
高価であることから本物をコンチョにすることはあまりありません。
コインのデザインとしては、先の5セント硬貨とは異なり、インキューズ彫刻という凹彫りの技法で制作された珍しい硬貨です。繊細な美術品といってもよいようなコインです。
この横向きの顔は実在の人物ではなく、自由の女神の横顔にインディアンの羽飾り装飾を組み合わせた意匠だそうです。彫刻の美しさを楽しむことのできるコンチョです(本作品ではシルバー色のレプリカコインを使用しています)。
4.ゴールドスター

オールドコインではないコンチョの中で、スターモチーフは人気のデザインです。
スターは、”希望”や”目標”への道しるべという意味をもつこともあれば、不思議な力がある魔よけとして用いられることもある、世界的にポピュラーな意匠です。
シルバー地にゴールドスターのデザインは、アメリカンビンテージファッションや、いわゆるウェスタンファッションの定番コンチョです。
ポップなデザインで、コインコンチョよりもソフトな印象がありますので、性別・年齢を問わず好まれています。新生活や新しい一歩を踏み出す方へのギフトとしてもおすすめです。
コンチョにデザインされた意匠にはいろいろな背景があります。それらを頭の片隅においてデザインを選ぶのも楽しいですね。


